2009年11月9日

富永邸にて




うっそうと茂る杉木立の坂道をゆっくり下ると、静かなたた住まいの藁葺き屋根が姿を現す。 

今から125年程前に杉の林を切り開いて建造された、重厚で、且つ素朴な中門造り平屋建て農家建築は、玄関口の重々しいくぐり戸が時代の重さを漂わせる。 

木立が林立する前庭の静かさと、裏に連なる苔の庭は黄緑色に包まれ、数寄屋造りを感じさせるお座敷から外への広がりに日本建築独特の自然を家の中に引き込むような境界を感じさせない魅力がある。 

遠方に連なる山並みの借景も計算された大きさを見る。

145年前の水琴窟が静かな音色を響かせ心休まる見事な景観である。

「上越市景観デザイン賞」より

Posted by Picasa


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2 件のコメント:

38111 さんのコメント...

富永邸、市内のどこにあるんでしょうか?
初めて知りました^^;

昨日はPV、お世話様でした☆

3110 さんのコメント...

三和区です。
調べてみてください。

また、PV大会しましょう(^o^)。